千丈幽谷

電視劇:笑傲江湖射鵰英雄伝天龍八部、宝蓮灯 ほか
場  所:浙江省新昌県鏡嶺鎮
行き方:千丈幽谷は両端2箇所に出入口があります。片方から入ってもう一方から出るのが、無駄のないコース。
     ①大仏寺前から1日2回(9:00、13:00)出ている千丈幽谷行きのバスで。重陽宮の前を過ぎて、まもなく終点です。
       帰りは、反対側の出口から出て、1本道をしばらく歩くと新鏡公路に出ます。そこで新昌行き(向かって右側行き)のバスをつかまえて乗車。
       鏡嶺~新昌のバスに乗ったところ、4.5元、汽車西站に到着しました。
       汽車西站は大仏寺(新昌の街)と客運中心の中間にあり、双方への路線バスが出ています。
     ②汽車西站から鏡嶺行きなどのバスに乗り、途中下車。千丈幽谷大橋を渡り、まっすぐ進むと15分から20分ほどで入り口に到着。
       こちらから入場すると、まず長~いトンネルをくぐります。トンネルを出ると道が左右に分かれており、メインルートは左です。
       帰りは重陽宮側の出口から出て、大仏寺行きのバス。11:00、15:30(最終)と本数が少ないようなのでご注意ください。

 ここも「穿岩十九峰風景区」の一部で、穿岩十九峰とどこかで道が繋がっているようです。私は穿岩十九峰には行っていませんが、ロケ地見学なら、①か②の方法で直接「千丈幽谷」を目指したほうがいいのではないかと思います。
 

重陽宮側の駐車場を通りすぎると、すぐに目に入ります。「天龍八部」で段誉と王語嫣が雨宿りした水車小屋です。

そのすぐ先には、「射鵰英雄伝」で南帝に会いに行く郭靖と黄蓉を漁人が阻止しようとした一本橋が。

「天龍八部」では、風波悪が肥桶を担いだ農夫と我慢比べしてました。

本当に人ひとり通れるだけの幅しかありません。このあたりは入場料は不要です。

一本橋を渡って景区入り口へ向かう途中。周囲は茶畑です。

川を渡った向こうに景区の入り口が見えます。入場券もここで購入します。

景区に入ってすぐにある臥龍餐館。人気がありませんでしたが、お昼時なら営業しているのか?

谷川に沿ってこんな道が続きます。

周囲はこんな山。

洞窟がありましたが、何やら工事中。

ロケ場所などの特定はできませんが、こんな感じの道をドラマで見たかなー?

同上。

こんな崖っぷちの道もありました。

川を渡ります。

別れ道には案内板もあります。案内版がなくて迷った場所もありましたが、結局同じ場所に出ました。

新鏡公路側の出入り口の近くまで来ると、滝が見えました。近づいてみると、その手前に出入り口のトンネルがありました。

トンネルから外へ出るのを後回しにして、鴛鴦池まで行ってみました。トンネルからは歩いて2~3分ほどで到着。「池」とは大げさで、川の中の大きな水たまりみたいなのが、鴛鴦池でした。

鴛鴦池。ここでは「宝蓮灯」のロケがあったと、物売りのおばさんが教えてくれました。

景区の出入口へ向かうトンネル。けっこう長いのに照明は暗めで、ちょっと恐い。

トンネルを出ると、こちらにも切符売り場がありました。

新鏡公路と千丈幽谷を結ぶ道路。こちらから来た場合は、入り口までの道は登りになります。

「千丈幽谷大橋」。橋の向こうが新鏡公路で、新昌は写真の向かって右の方向です。ここでバスをつかまえて、新昌の街へ戻りました。

橋から川を眺めたところ。雨が続いていたので茶色く濁った水が満々でした。


地図

チケット裏の地図に手を入れてみました。


 景色がものすごく美しい!というわけではないのですが、ちょっとしたウォーキングにいい感じです。双方の出入り口の間は、ゆっくり歩いて40分くらいだったと思います。私が行った①のコースだと、景区内は登り道、②だと下りになります。入場料は30元でした。一番気になっていた一本橋が入場料の要らない場所にあったのが、ちょっと拍子抜け。
 新昌は大仏寺、穿岩十九峰(重陽宮、千丈幽谷を含む)のほか、沃洲湖、天燭湖、七盤仙谷、天姥山などがメジャー景勝地で、それぞれドラマのロケ地になっているようです。「十里潜渓」というところは「笑傲江湖」のロケに使われたらしく、かなり行ってみたかったのですが、交通が不便そうなので断念。天姥山は、李白の「夢遊天姥吟留別」の天姥山です。(2009年8月)

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