新昌・重陽宮

電視劇:神鵰侠侶、大旗英雄伝、梁山伯与祝英台
場  所:浙江省新昌県鏡嶺鎮
行き方:大仏寺前から1日2回出ている千丈幽谷行きのバスで途中下車。片道は約40分から50分くらいだったと思います。5元。
     バスは大仏寺発9:00、13:00。帰りのバスは千丈幽谷発11:00、15:30。重陽宮と千丈幽谷は、徒歩で15分くらいの距離です。
     汽車西站からもバスが出ているらしいのですが、確認してくるのを忘れました。大仏寺を出た千丈幽谷行きのバスは汽車西站にも寄るので、そのことかもしれません。

 もともと道観はあったものの跡形もなくなっていた場所に、「神鵰侠侶」の撮影に合わせて、小説の重陽宮の描写を再現して建てられたそうです。ドラマのために造られたなんて、セットとしてはともかく、道観としてはありがたみが感じられません。
 

大仏寺前に駐車中の「千丈幽谷」行きのバス。バスの外見は悪くないのですが、内部はかなりボロ。観光客専用というわけではなく、地元の人の交通手段にもなっていました。バスに乗ってから車掌さんに行き先を言ってお金を払うタイプです。

入場して最初に建っている文昌閣。

重陽宮のメインの建物群。「神鵰侠侶」に何度が出てくる重陽宮の俯瞰ショットは、ここを中心に真上から見下ろした図だと思います。一番手前は霊官殿。

写真の奥に見える建物は「逍遥楼」。「神鵰侠侶」では「演武楼」でした。小龍女が単身、全真教の道士たちと戦い、重傷を負ったところです。内部もチェックしてくるべきだったか。手前の広場に並んだ水甕は一体何だ!と思ったら、後で分かりました。

霊官殿の後ろに建つ三清殿。クドゥが乱入してきたり、孫婆婆が暴れたりから始まって、何かと人が集まる重陽宮のメインスペース。小龍女初登場の場面は、霊官殿の屋根から三清殿前に飛び降りたのだと思います。

三清殿内の神像。ドラマでもよく人物の背後に映ってました。

三清殿の背後にある三皇殿へは、階段を登ります。その途中からの眺め。

三皇殿。陽過と小龍女が重陽宮で道士たちをギャラリーにして結婚式を挙げた場面はここだと思います。

池もありました。遠くから眺めただけで近くには行きませんでしたが、楊過が道士たちや金輪と戦うシーンはここだったのではないかと。

突然、広場へ水が降り始めました! 7月7日から9月9日は「『共浴愛河』溌水節活動期間」だそうで、要するに、水掛け祭みたいな行事が行われるようです。広場に並んでいるたくさんの水甕も、このために使うものでした。石畳に水色のペンキで描かれた帯は「銀河」で、水甕は「北斗七星陣」の形に配置されているそうです。

毎日、自動で水をまいているようです。この時は人は全くいないし、雨も降っていたというのに。

出てきてから発見。重陽宮前の道端にはこんな案内板が。

アップ。もちろん「神鵰侠侶」のスチールです。

重陽宮から千丈幽谷へ歩いて向かう途中の風景。徒歩15分くらいだったと思います。


地図

チケット裏の「穿岩十九峰風景区」全体の地図。


 重陽宮も千丈幽谷も、広い意味では「穿岩十九峰風景区」に含まれるらしく、ドラマのエンディングにも「穿岩十九峰風景区」としかクレジットされていません。ネットで下調べをしていなかったら、知らずに「穿岩十九峰」に行って、山登りをするはめになるところでした。その山でもドラマの撮影があったかどうかは不明。
 私が行った時はほとんど人はいませんでしたが、道教のイベントが行われる時には人が集まるようです。入場料40元。(2009年8月)

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