渠家大院

電視劇:昌晋源票号喬家大院 ほか
場  所:山西省祁県 祁県古城内の東大街
行き方:祁県へは、太原や平遥などから列車かバス。街の真ん中、新建路沿いに古城の入り口があり、そこを入って少し歩いたところにあります。

 山西晋商文化博物館でもあり、晋商についての室内展示があります。渠家は祁県一の金持ちで、城の東側のほとんどの土地が渠家のものだったため、「半渠城」とも呼ばれていたそうです。
 ドラマ「昌晋源票号」の主人公父子は、この渠家の渠源湞と渠本翹(1962~1919)がモデル。

入り口。古城のメインストリート・東大街に入ってしばらく行ったところです。すぐ手前には晋商鏢局が並んでいます(たぶん、もとは渠家大院の一部だった建物を利用)。

入り口を入ったところ。渠家大院は乾隆年間に建てられました。もともと2万平方メートル以上の広さでしたが、現在見ることができるのは7500平方メートルほどだそうです。

「喬家大院」のロケ地であることが紹介されていました(どこをどう撮影したのかは分かりませんでした)。ちなみにネット情報によると、他にも「一代廉吏于成龍」「龍城正月(邦題:龍城恋歌)」「関中侠事」「哥哥你走西口」「苦菜花」「龍門関」「大富人家」「郭蘭英」「名相李綱」などが撮影されています。

「慎言語」。言葉を慎め、ということでしょうか。

戯台。院子の中に戯台があるのは山西ではここだけだそうです。どうやらこの舞台を使って音楽会などが行われている模様。

高い壁が街中とは思えない重厚さを醸しだしています。

「学吃虧」。損することを学べ、という意味でしょうか。なかなか含蓄ある言葉です。

ここでも建物は素晴らしい彫刻で飾られています。

お店の信房(手紙の受発信をするための部屋)の様子。長~いソロバンに注目。ものすごく桁の多い計算をするのか、数人で使うのか、どちらでしょうか? (珠算博物館にもっと長~~いソロバンがありましたが、長すぎてカメラに収まりませんでした。)

常家荘園や三多堂などを見てしまった後ではずいぶん規模が小さく感じるものの、やはりなかなか見ごたえのある建物でした。


 渠家大院の入り口の左手にあるチケット売り場で、渠家大院、長裕川茶荘、珠算博物館、度量衡博物館、雨楼家俬博物館、晋商鏢局の6ヶ所を見学できる40元の通し券を買います。別料金でガイドも頼めます。(2007年8月)

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