喬家大院

電視劇:昌晋源票号喬家大院 ほか
場  所:山西省祁県
行き方:祁県から「喬家大院」行きのバス。終点ではなく途中下車ですが、目の前で下車できます。片道2.5元。
     平遥からも直通バス(こちらは終点)があります。片道12元。

 「皇家看故宮、民宅数喬家」とまで言われる喬家大院は、1986年から観光客に開放されています。張藝謀の映画「大紅燈籠高高掛(邦題:紅夢)」(1991年)の舞台となったことで広く知られるようになり、さらに2006年にドラマ「喬家大院」が大ヒットしたためますます有名になったようです。案の定、ツアー客が押し寄せていました。
 

喬家大院前の道路にはこんな看板が出ています。喬家大院の看板なのか、ドラマ「喬家大院」の広告なのだか。

広い駐車場もあり、メジャー観光地であることが伺えます。このすぐ隣には四星ホテルも。

駐車場を過ぎて喬家大院へ行くまでには、レストランと土産物屋がずらり。

ようやく入り口に到着。喬家は乾隆年間の初めに起業し、「喬家大院」の主人公・喬致庸が三代目です。

入り口を入ったところ。赤い提灯はもともとあったのか、映画「紅夢」のイメージからなのか、どちらでしょう。

「喬家大院」ではこの2階が喬致庸の書斎でした。残念ながら、2階に上がることはできませんでした。

喬致庸が住んだ「在中堂」。ドラマにもこの額が(本物ではなかったけれど)何度も出てきました。

「喬家大院」では、試験に出発する喬致庸を兄夫婦がこの2階から見送るシーンが印象的でした。
「昌晋源票号」では、この1階が主人公の部屋、2階が祠堂になってました。

裏庭から建物を見たところ。

「喬家大院」の撮影に使われた車が庭の隅に展示してありました。。中央は人が乗るための車、左右は銀を運ぶための車です。

こちらは荷車のようです。

「喬家大院」の写真も貼ってありました。ドラマの場面ではなく、包頭でのシーン撮影時の記念撮影だと思います。

屋根の上に見えている小さな小屋は、映画「紅夢」で第三夫人が殺された場所です。

客間の様子。

「紅夢」で鞏俐(コン・リー)演じるヒロインが住んでいたのがここです。

「紅夢」のスチールと小道具。

「紅夢」の撮影に使われた小道具。

喬家大院でロケした映画やドラマの一覧。「大紅燈籠高高掛(邦題:紅夢)」「昌晋源票号」「楊家将軍」「上党戦役」「趙四小姐与張学良将軍」「評梅女士」「解放」「狄仁傑」「尋找魔鬼」「崔秀英」「竜虎闘」「粉砕C号行動」「翻身」「心霊深処」「臨汾攻堅戦」「同浦恋歌」「渤海魂」「血濺玉芙蓉」「愛嬰活動在山西」「那年那月」「再世情縁」「晋魂」。

喬家大院の全体像の模型。

喬家大院の入り口前の小路に並ぶ土産物屋。

周囲のお店には「喬家大院」の登場人物たちの顔があふれていました。レストランもみな喬家の料理を謳っています。


 喬家には「一、妾を納れるな。二、使用人を虐待するな。三、女遊びをするな。四、アヘンを吸うな。五、博打をするな。六、酔って暴れるな。」という家訓があったそうです。第一条は昔の中国では驚きですが、そういえばどの晋商ドラマを見ても、あんな金持ちで大家族なのにお妾さんが一人もいません。ただドラマの喬致庸は、第六条を破っていました。
 入場料は40元でした。(2007年8月)

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