烏鎮

電視劇:新版・紅楼夢
場  所:浙江省桐郷市烏鎮
行き方:上海、もしくは杭州から長距離バスで。近郊の町からも路線バスが少し。
     烏鎮バスターミナルから東柵までは、荷物がなければ歩ける距離だと思う。バスターミナルと景区とを結ぶバスはあるが本数が少なく、最終も早い。帰りに西柵からバスターミナルまで乗ったら1元だった。
     東柵と西柵の間は無料シャトルバスが走っている。

 烏鎮の景区は東柵、西柵の二箇所があり、新版「紅楼夢」のロケをしたのは西柵です。ドラマを見たところ、冒頭の蘇州や楊州の街の場面に使われているようですが、たいへん見応えがありました。東柵には現に人が住んでいますが、西柵は住人をすべてよそに移住させて、街をまるごとリゾート施設にしているので、貸切で撮影するにはもってこいでしょう。有名観光地なので、検索するときれいな写真がいくらでも出てきます。

まず東柵へ行ったところ、入り口前の駐車場に、西柵が新版「紅楼夢」のロケ地であることを宣伝する大きな看板が。

烏鎮遊客服務中心。西柵の入り口です。内部はかなり広くてピカピカ。入場券売り場とホテル・民宿のチェックインカウンターなどがあります。

建物を通り抜けて船着場へ。西柵へ入るには、この渡し舟に乗らなければなりません。心憎い演出です。

こんな家並みが延々と続きます。写真左手の建物の向こうはすぐ水路です。かつては民家だったのでしょうが、多くの建物の内部を改装して民宿にしています。民宿といってもちゃんと各部屋にバスルームもあり、部屋も小奇麗です。泊まり心地はなかなかでした。

元宵節の場面で、明らかにここと分かる場面がありました。

運河沿いに家屋が並びます。こんな小舟が運搬などに現役で活躍しているほか、観光客向けの舟もあります。

同上。

叙昌醤園。甕で醤(味噌)を寝かせています。レストランも併設。

おしゃれなカフェ風のお店もありました。

夜になると水辺の舞台で出し物が。ここ以外にも、夜になるとあちこちで観光客向けの出し物がありました。

西柵は、夜間このように街中がライトアップされます。夜景のみのツアーもあり、真夏のせいもあるかもしれませんが、昼間よりもはるかに人が多く賑やかでした。

こんな塔もあります。上から街並みを見下ろしてみたかったのですが、残念ながら入場はできないようになっていました。

すぐそこに京杭運河が。貨物を運ぶ船がひっきりなしに行き来していました。

西柵入り口のすぐ傍にある江浙分府。つい最近再建したもののようです。「新版・紅楼夢」では応天府として使われていました。「葫芦僧判糊涂案」の場面です。

内部は清代の役所の様子が再現してありました。ちなみにここの観光客は私ひとり。


   バスが烏鎮バスターミナル前に到着したとたん、バスの昇降口に大勢の客引きがものすごい勢いで群がってきて、ちょっとびびりました。実際に人が住んでいてお店も観光客も多い東柵のほうが活気がありますが、西柵では宿泊もでき、人も少なめで、のんびり過ごすにはいいところだと思います。東柵・西柵の一日通し券は150元でした。東柵のみ、西柵のみ、西柵夜間のみのチケットもあります。季節によっても値段が違うようです。(2009年8月)

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