私が初めて見た中国のドラマ。中国時代劇ドラマにはまるきっかけになったとも言えるので、当時の三国志ブームとビデオ化してくれた株式会社シネマ・ルネサンスさんに感謝したい。もっとも当時は「中国のドラマってマジメだけど、ださい」としか思わなかったが。このドラマが製作されてから20年、国の発展に比例してドラマも確実に進歩した。
史実に『三国演義』もミックスした感じで、諸葛亮の少年時代から五丈原での死までを有名なエピソードをそのままに描いている。少年時代の諸葛亮が曹操の徐州殺戮から避難するシーンから始まっていたのには、なるほどそうかーと感心した。
『演義』での超人的なキャラではなく、史実に近そうなマジメな人間としての孔明像を見た目も渋い李法曽が渋く演じている。青年時代には無理があるが仕方ない。渋いおじさんの諸葛亮に合わせて、周瑜も（太めの）おじさんになっていたのが、ちょっとがっかり。それにしても、この頃は戦争シーンがしょぼい。（2006年３月）
キャスト
諸葛亮：李法曽／劉 備：黄家徳／関 羽：鄭 軍／張 飛：張辛元／徐 庶：李成彬／石広元：王[査寸]海／孟広威：鮑金祥／崔州平：孫建章／黄承彦：梅栄済／黄月英：傅平平／諸葛瑾：舒長青／諸葛均：鄧啓平
スタッフ
編 劇：鄒雪峰、王凱、胡三香
導 演：孫光明
撮 像：邢漢明
美 術：邱祐成、労保良、金海波
服装設計：欧陽明
歴史顧問：黄恵賢
文学顧問：呉志達
服装顧問：周錫保
製片主任：辺長軍
監 製：張晶軒